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ゆらゆらと電車に揺られながら、ぼうっと窓の外をみつめて考えるのは、次のバイト先をいかにしてみつけるかということ。
今日までお世話になってたとこは、学生のあたしにとっては破格の高待遇のバイト先だったのだ。
高校には奨学生として入ったから成績を落とすわけにもいかず、しかしバイトしなければ食べていけない。
テスト前はシフト入れなくていいだとか、本当は駄目なんだけど深夜のシフトを時々まわしてくれたりだとか、他の店じゃ考えられない。
すぐ人を信用しちゃうお人好しなところも考えられない。
あ、これ関係ない?
兎に角店長はいい人なのだ。
そして。
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