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弁当を食べ終えると同時に奏が話しかけてきた。
奏「なあ？」
「何？」
奏「俺って空気？」
「………さあ…？」
今更だがクラスの女子達はどうしたかというと俺達を取り囲むように机を並べて弁当を食べていた。おかげで居心地が悪かったが結衣と楓の励ましもあってなんとか乗り越えられたというわけだ。「食事をするお姿もいい…」とか言ってたが…幻聴であってほしい。
それと…今の教室の状態を話とくか。と言うのもドアは締め切られておりガムテープか何かで止められている。窓には段ボールが貼られ、そしてカーテンが締め切られている。と、いった状態になっている。
理由はわからない。ただクラスの女子達がやってたというのは事実だ。楓はガムテープでドアが閉じられる前に来たからセーフだったけどな。
ドンドン！
「………？」
昼休みも後10分というときに突然ドアが強く叩かれた。廊下やベランダからざわめきも聞こえる。
女子G「ﾁｯ…もうばれたか！」
女子W「バリケードを作るわよ！急いで！」
何やらクラスの女子達の方が慌ただしくなった。
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