宣戦布告

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「そして、準決勝で惜しくも負けたけど、頑張って3位になった優斗にも拍手!」 拍手をされた優斗はふんぞり返り、誇らしげに銅メダルを見せびらかす。 「この3人は本当によくやったと思う。 でもこのメダルや賞状は一人の力で取ったモンじゃないぞ。 みんなで取った賞だ」 征吾は勝利、優斗、哲哉をみて、他の全員を見渡した。 「ここにいるみんなが誰一人欠けても取れなかったんだ。 みんな練習相手になってくれて、みんなが応援してくれたからこそのメダルだ。 もちろん清春や秀人、野上先生もだ。 絶対にそこを忘れたらダメだよ」 征吾はもう一度勝利、優斗、哲哉を見る。 「「「うん」」」 3人とも頷くと征吾は全員を見渡す。 「じゃあこれからはみんなの試合を見た先生の感想だけど……」 征吾は急に不機嫌な顔になるとみんな不安そうな顔をする。 「みんなよかったと思うぞ」 征吾はニコッと笑い、みんな安堵の表情を浮かべる。 「一回も勝ったことない人も勝つことができた。 みんな勝ったら凄く嬉しいだろ?」 征吾が全員に尋ねるとみんな口々に嬉しいと答える。 、
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