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「はぁ?違ぇーよ」
征吾は驚いて誠を見る。
「俺が作りたいのは、あくまでも個性的な選手だよ。
なんでも自分でどうにかすることができる選手だ。
なによりも自分の意思でやれる奴を作りたい」
「なるほどの」
誠は征吾が個性を重要する理由がはっきりとわかったのだ。
「にしては、めっちゃ教えよるやん」
征吾は口うるさく言わないが、子供達には立技、寝技、寝際など様々なことをやらせていると誠は思うのだ。
「あーそれを聞いちゃう?
長くなるけどいい?」
「別にかまわんぞ」
誠は首を縦に降る。
「今立技、寝技といろいろと教えているけど全部基本的なことばかりだ。
これにはたくさん理由があるけどね。
まずは最初が一番かんじんだからだよ。
基本は早いうちに覚えたら、この先覚えるのは応用だけ。
応用に時間をかけられんだよ。
あと得意技が立技、寝技、または両方できるの選択肢を1番最初に選ばせてやりたいんだ。
俺はどっちもできるようにしたいけど、どうしてもそうはいかないからきちんとした立技、寝技を最初からやらすんだ。
小中学生は寝技で勝ちやすいしな」
、
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