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「そうだなぁ。
両方ともやれるだけやるさ。
でも、俺自身はともかくクソガキどもの指導に関してはこれからが正念場だな」
征吾はため息をついている。
「へぇ、今日の結果だけじゃ満足できんの?」
「次は何をやるつもりや?」
奈々と誠は征吾の次のやり方を期待する。
「バカ、
もう練習内容はあんまり変わんねぇよ。
ウチは幼稚園児から小6までいて幅広いんだ。
みんなができる練習をやらないといけないし、これから新しく入ってくる子供もついてこれないといけない。
重点的な練習はしても真新しいことはやらないさ。
だから子供達には自主性が必要なんだ」
小学生の道場は春に新入生が入ってくる中学高校の部活とは違い1年計画で練習が組めない。
いつ新しい子供が入ってもいいように毎回オールマイティな練習ではいけないのだ。
ちなみに征吾は基本的な指導を3ヶ月間で終わる内容になっている。
そこからは全体を見て足りない部分を修正しつつもまた同じことの繰り返しになる。
それでも高学年が物足りなく感じないように中学生との練習を征吾は予定している。
「じゃあ何が正念場なんや?」
征吾の言っている意味がわからない誠は征吾に質問する。
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