負け=エンターテイメント

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「やあやあ佐馬君!よく来たね!頼りにしてるよ!」 球団幹部が俺の腕と肩を掴んでる。なんか軽い口調の人だな。 「幾多の活躍をしてきた佐馬君だけど、このチームでは肩の力を抜いたつもりで楽しみながらやってくださいよ。成績は関係無いですからね。」 は?成績が関係ない?なるほど。これが天下のビクトリーズですか。なるほど。なるほど。 「ま、結局ファンサービスが利益に繋がりますんでね。」 こんな腐った球団潰してやる。俺が新生ビクトリーズを作る。トレードを志願した甲斐があるってもんだ。 「僕も楽しみにしています。」 握手をかわす。 プロ野球はな、遊びじゃ無いんだよ。俺が隙間産業でプロ野球で地位を築けたようにな、それぞれが自分の誇れる技術を生かして、そこに感動とドラマが生まれんだよ。こんな糞チーム、努力もしねー奴らに野球をする資格はない。
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