93人が本棚に入れています
本棚に追加
「やあやあ佐馬君!よく来たね!頼りにしてるよ!」
球団幹部が俺の腕と肩を掴んでる。なんか軽い口調の人だな。
「幾多の活躍をしてきた佐馬君だけど、このチームでは肩の力を抜いたつもりで楽しみながらやってくださいよ。成績は関係無いですからね。」
は?成績が関係ない?なるほど。これが天下のビクトリーズですか。なるほど。なるほど。
「ま、結局ファンサービスが利益に繋がりますんでね。」
こんな腐った球団潰してやる。俺が新生ビクトリーズを作る。トレードを志願した甲斐があるってもんだ。
「僕も楽しみにしています。」
握手をかわす。
プロ野球はな、遊びじゃ無いんだよ。俺が隙間産業でプロ野球で地位を築けたようにな、それぞれが自分の誇れる技術を生かして、そこに感動とドラマが生まれんだよ。こんな糞チーム、努力もしねー奴らに野球をする資格はない。
最初のコメントを投稿しよう!