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大学のキャンパスで、あの人に告白した。
その人は彼女がいる人だった。
仲良くなって、キスをした。
彼女がいても、かまわなかった。
都合の良い女。
その自覚はあったけれど、それでもいいって思ってた。
それぐらい好きだった。
食事がのどを通らないほど好きだった。
でも、誰にも言えない恋だった。
シャワーの最中、何度も泣いた。
枕を何度も涙で濡らした。
それでも、彼は振り向いてくれない。
微かな望みを胸に秘め、自分の気持ちを伝えたが、
彼の答えは・・・。
『ごめんな。』
やはり、私は都合のいい女だった。
彼とのことは、今でも刺のように私の胸に突き刺さっている。
たぶん、一生忘れない。
でも、できることなら忘れたい。
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