0.1話「血と暴力の象徴」

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
親から、なんか古ぼけた屋敷を任されてから2日後。 俺は、学校をサボタージュを敢行してせっせと趣味のレトロなゲームのレベル上げに勤しんでいた。 コーンコーン! 玄関のドアに付いているドアノッカーの音だ。 「あんだよ…誰か来たのか?先生か?」 面倒だったため。シカト。 俺は、そのまま気配とテレビの音を消してゲームを続行しようとした………だが、外から声が聞こえる。 「誰も出て来ませんねぇ、鍵も閉まっているし、留守でしょうか?」 「いんや、巧妙に気配を消してやがるだけさ。山崎、ちょっとそこどいてな」 ばしゅぅぅぅ、どごーん! 「な!?」 いきなり、爆音と供に屋敷全体が揺れる。地震!? 「な、何が起きたんだぁ!?」 大慌て、部屋から飛び出して玄関ホールに向かうと、紙のように木っ端微塵となったドアが出迎えてくれた。 そして、そこには俺と同じ中学生らしきメイド服を着た女と、美人だが鉄仮面のようなメイド服を着た女がいた。 どすん! 中学生メイドの手には、ドアを吹き飛ばした際に使用したと思わしき、※1)RPG-7が握られている。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!