☆第3話☆

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カケルは エレメント家の 広くて長い廊下を 走っていた。 エレメント家は 由緒正しきDragon Masterの純血の家系なので 超お金持ちなのである。 昔から建つ このエレメント家は とにかく大きかった。 アンブローシアさんに 『真っすぐ行って左よ! そうしたら中庭に 出れるわ』 と笑顔で言われたが その真っすぐ行って 左の『左』が なかなか来ない。 もう、かれこれ 200㍍は走ったんではなかろうか……。 流石に俺も 疲れてきたのが わかった。 ついには足を 止めてしまった。 あれ? もう限界?と思い 側にあった ベンチに座った。 ガコンッと音がして ベンチが動く……。 どうやら罠のようだ…。  
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