☆第3話☆

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遠くの方から 数人の執事が 走って来るのが解る。 俺がリオルの竜である… と言う事は リオルと アンブローシアさんと もう一人いた女性しか 知らない。 見つかれば 逃げ切る事は 困難であろうと 俺の体が教えてくれた。 膝が悲鳴を上げている。 俺は適当に 目の前の部屋に 隠れた。 てか、なんで家の中に罠仕掛けてあんだょ!! 10分後…。 結局、捕まった。 クローゼットに 隠れたり 天井にぶら下がったり したが 結局見つかった……。 俺を見つけるや否や 群がりやがって……。 「5人の執事に 囲まれたら逃げれる訳 無いじゃん!」 俺はそんな 泣き言をほざくと ロープで縛られて 長い廊下を 歩かされた。 カツン、カツンと 靴の音が 廊下に響く。 俺は何かを 忘れている事に 気付いた。
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