☆第3話☆

4/7
前へ
/44ページ
次へ
それは リオルであった。 逃げるのに 夢中になりすぎて すっかりリオルの事を 忘れていた。 俺は 慌てて執事に 理由を話したが 半信半疑のようだ。 まぁ、無理もない。 逃げる為の口実だと 思っているのだろう…。 すると 1人の執事が 俺に話しかけて来た。 「おい、 小僧「カケルだ!」」 「そうか悪かったな。 …じゃあカケル、 お前がリオルお嬢様の 竜であると言う事は どうやったら 証明…出来るか 話してみろ。 証明出来れば 中庭まで続く道に 案内してやるよ!」 執事は 余裕たっぷりの 表情で俺を見ている。 だが俺には 最強の切り札が ある事を 思い出した。 アンブローシアさんだ 俺の事を アンブローシアさんに 話してもらえば この誤解も 解けるだろうと、 こう言う事に 関しては力を 発揮する俺の頭が 教えてくれた。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加