☆第3話☆

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…………。 …………君…。 …………ル君…。 …………ケル君…。 …………カケル君…。   《カケル君!》 俺を起こしたのは アンブローシアさん だった。 そしてすぐに リオルの事を 思い出す。 「リオルの所に!!」 「分かってるわ。 早く行きなさい!! 執事達には ちゃんと 説明しましたから! トーマス! 案内しなさい!」 「了解しました! アンブローシア様!!」 さっきから 小僧、小僧と言って いたのは、どうやら トーマスと言うらしい。 「さっきは悪かったな! しかし人間が 竜なんて初めて 聞いたぞ小僧!」 「カケルだって 何回言わせんだよ!」 「あぁ、そうだったな。 ほら急げ! 中庭はこっちだ!!」 トーマスが 駆け出したため 俺も慌てて 追いかけた。  
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