☆第4話☆

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「おッ、おう!」 カケルは 今まで強気だった リオルにお礼を 言われて少し 照れ臭かった。 …しばらくして リオルが俺に 話し掛けてきた。 「そういえば 完全な契約は まだだったわね?」 「……契約…?」 「そう…契約…。」 そう言うと リオルは 恥ずかしそうに 目をそらした。 「………? 契約って 何の契約だよ?」 「契約は契約よ! いーから あんたは黙って 目を 閉じてればいいの!」 俺は少し 疑問に思いながらも リオルに言われた とおりに 目を閉じた。 すると リオルの透き通った 声で呪文らしき 言葉を唱え始めた。  
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