☆第4話☆

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「我が名は リオル・エレメント。 火・水・風・電・土・光・陰 七つの力を称え この者に 属性と祝福を与え この者を我が竜となせ」 呪文らしきスペルを いい終えると リオルの手が うっすらと青白く 光るのが分かった。 えっ? なぜ分かったって? ふっ、 気になって 薄目にしたのさ。 そしてリオルは その光る手を 俺の胸にあてた。 手に纏った光が 俺の体を覆った。 言葉では表現できない 不思議な感覚が 俺の体に走る。 リオルは光が 俺の体を覆ったのを 確認すると そっと手を離し… そして、 ゆっくりと唇を 近づけてきた。 「ちょッ、ちょっと…」 「五月蝿い」 そう言って リオルな唇が、 カケルの唇に 重ねられる。 なっ、なんだよコレ! カケルは混乱した。 柔らかい感触が カケルの混乱を さらに高める。 おっ、 俺のファーストキス…。 こんな所で 奪われました。  
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