☆第4話☆

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「……どこ?……」 まだ眠たそうな顔で リオルは喋った。 「中庭」 「あら、そう……。」 「…あら、そう…。じゃねーよ!何、してくれてんの?」 それを言った瞬間 リオルの目が 大きく見開いた。 「…けッ、けけ」 「けッ?」 「契約なんだから しかたないじゃない! しかも契約がキスなんて 私が決めた事じゃ ないんだから!!」 リオルは完全に 覚醒したようだ。 「それに けッ、契約なんだから あれはキスなんかじゃ ないわ!!」 「いや、 キスはキスだろ?」 「ぅッ、五月蝿い!」 「五月蝿いって何だょ! ファーストキスだったんだからな!!」 「わッ私だって同じょ! しかもなんであんたなのよ!」  
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