☆第5話☆

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ここは アンブローシアの部屋。 部屋は隅々まで 整理整頓され モデルルーム並だ。 そんな中 紅茶を飲む アンブローシアと 何やら部屋を 行ったり来たりしている トーマスがいた。 「そんなに 心配しなくても あの子達は大丈夫ょ トーマス。」 「そうですかねぇ…。 でも遅すぎません?」 「大丈夫ょ!」 「でッ、でも…。」 「トーマス!! あなたは執事でしょ? 働きなさい。」 「分かりましたぁ…。」 トーマスは 少し落ち込んだ様に 見えた。 「……あッ!!」 「今度は何?」 「帰って来ました。」 「誰が?」 「お嬢様達ですょ!」 「嘘?」 「嘘言って どうするんですか ホントですょ! 早くこちらへ」 アンブローシアは 飲んでいた 紅茶を置くと 窓際に駆け寄った。 ホントの所を 言うとアンブローシアも リオルとカケルの事で 頭がいっぱいだったのだ。  
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