☆第5話☆

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トーマスと アンブローシアは 窓の外を覗いた。 下には 中庭に続く道が 見える。 その道の 真ん中に リオルとカケルは いた。 もちろん 手を繋いだ状態で。 「んッ? あの二人… 手、繋いでません?」 「あらッ ラブラブじゃない。」 「でも全然 喋ってませんょ? 二人とも顔赤いし。」 「照れてんのょ多分! ……さてと 何考えてんのかな?」 「アンブローシア様 流石に心を読むと 言うのは……」 「なぁに?トーマス。」 「プライバシーの 侵害かと……」 「じゃあトーマス あなたは 気にならないのね?」 「そッ、それは……」 「じゃあ決まりね!」 「あんまり 使っちゃダメですょ。」 「分かってるって!」 アンブローシアは 生き生きしている。 「じゃあ早速…」 「あッ、ちょっと ストップ!!」 「なにょ?」 「今日はもう 3回使われたのでは?」 「さっき少し 寝たから大丈夫ょ。」 「そうですか あまり無理しないで 下さいね。」 「分かったわ。」 そう言うと アンブローシアは ゆっくりと 目を閉じた。
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