☆第5話☆

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「ハァ~…。」 カケルはため息を吐いた。 「なによ?」 「別に何でもねぇよ」」 「あっそ」 そう言ってリオルは 腕を組んだ。 よく見るとリオルは本当に可愛らしい。 すらっと伸びた足、雪の様に白い肌。背はあまり高くない。百五十センチ弱と言った所だろうか。 眼は大きく二重で猫の様によく動く。細く整った眉が、眼の上の微妙なラインを走っている。 もしこの出会いが 運命的な出会いなら跳び上がって喜んだだろう。 …まぁ、これも運命的っちゃ運命的なんだが…。  
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