21人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
「誰、あんた?」
雲が薄くかかった
空をバックにして、
翔を見つめる女の子が
言った。
翔と年齢はさほど変わりはない……と思う。
私立の女子校のような服の上に錬成陣の刺繍の入ったマントを纏って翔を疑うようにに見つめている。
その女の子は……。
可愛い。
茶色い セミロングの髪の毛と
色白の肌で
瞳はオレンジである
正直、言って物凄く 可愛い。
見たところ
ガイジンさんだろうか?
オレンジさんの眼って
あんまり
見た事ないもん……。
直系だろうか?
ハーフ…だろうか?
クォーターだろうか?
どちらにせよ珍しい。
そんな事を考えている内に自分が質問されていると言う事を思い出した。
「だッ、誰って……
俺は、五十嵐 翔」
最初のコメントを投稿しよう!