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「ツンが僕にカレーを作ってくれる」
「ツンが一緒にお風呂に入ってくれる」
「………」
「ツンが僕と一緒に寝てくれる」
「この、まるで当たり前のようになった流れが僕にはこの上無い幸せなんだお」
「ブーン……」
「確かに僕は足を失ったし、あの時言われた言葉は酷く傷付いたお、でも」
「ツンが僕を追ってきてくれた。それが分かった時、僕は涙が出るほど嬉しかったんだお」
「だからあの時飛び込めた」
「足の一本や二本、まったく気にならないお」
「…………」
「お?、ツン、泣いてんのかお?」
「う、うるさい……泣いてなんかないわよ」
「おっおw……………そういえばツン。今日は僕の誕生日だおね?」
「?……知ってるわよそんなの」
「誕生日プレゼントが決まったお」
「?」
「ツン、僕に愛してるって言ってくれお」
「!?」
「ば、ばばば馬鹿じゃないの!?そんな誕生日プレゼントなんて
「僕はずっと気になってた事があるんだお」
「それはツン、君が僕と一緒にいる理由が罪の意識からくるものなんじゃないかって事だお」
「何………言ってんのよ」
「でも今の会話でツンの気持ちが伝わったお。相変わらずツンは天の邪鬼だおねw」
「…………」
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