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「ねぇツン、僕は君を心から愛してるお」
「君はどうだお?」
そんな顔で言うのって……………卑怯だ。
「わ、私は…………」
「ぁ……………愛してるわょ………」
「え?よく聞こえなかったお。もっと大きな声で言ってくれお」
「っ~~~~~!」
「愛してる!世界中の誰よりも愛してるわよ!」
「おっおwツン、可愛いお」
「う、うるさいうるさい!早く中入ってご飯食べるわよ!」
「おぉ!?いきなり放すなんてヒドいお~」
「知らない!」
相変わらず素直になれないけど、それでも私は少しずつ変わるんだ。
彼が好き。この気持ちに素直になれたのだから。
いくらだって変われる。
そう信じてる。
「何ニヤニヤしてんだお?」
「ふふ、ニヤニヤなんてしてないわよ。いただきまーす」
「変なツンだおw。いただきまーす」
暖かな春の息吹きにうっすらとカレーの匂いが混ざっていった。
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