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「昨日他の女と寝たし、仕方ないか。
いいの、私は翔の奥さん。
翔は必ず私の元に帰ってくる。」
まどかは麻痺していた。
翔の浮気は、翔が歯磨きするのと同様だと思っていた。
翔が浮気する女は、みな吐き捨てて終わり。
それでも、今はこんなまどかでも、最初の頃は違った。
初めて翔の浮気を知った時、まどかは取り乱した。
そんなまどかに翔は、
「だったら別れべ。」
と一言言い放った。
翔を失うことを最大の恐怖とするまどかは、それから何も言わなくなった。
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