憎悪と嫉妬の果て

嫉妬の始まり

久しぶりに翔が家に帰ってきた。

まどかはいつもの通り携帯のチェックをする。

「ん？！」

まどかは目を疑った。

【今日はごちそうさま。またね。】

恵からのメールだった。

「ごちそうさまって…。

翔は浮気の時でも絶対お金を出さないのに。

私のあげたお金でこの女に奢ってきたんだ。

しかも今ここに翔がいるってことは、この２人はまだ寝てない…。」

いつもの浮気のパターンと違う。

まどかは女の勘でピンと来た。

嫉妬心が心臓の奥底からグツグツと湧いてくる。