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キスされた。会ったばかりの人に。平くんに…。「や、や止めてよ!」とっさに唇を拭いた。「素直になれよ!俺、新垣の本当の姿知ってるんだよ!その時の新垣すっごい可愛かった」
ハッとした…。本当の姿?もしかして、見られたの?「も…もしかして…見たの?」「嗚呼。見た!お前のパンツに(ひなたん)って書いてあんの!!」
―――ドゥクシ!!!
「テメェ本当次言ったらぶっ飛ばすよ?」「ずみばべんでした。小説内のジョークです。実際の人物と関係のないフィクションです…」「本当、そう言うの要らないから!で、何見たの?」
「お前が、花に水やって笑いかけてたの!」―――ドゥクシ!!!
「えっ!?何でぶつの!?」「何となく…」
「日向…お前は忘れたかもしれないけど、俺は覚えてるんだ」平くんが何か、呟いたのは分かった。でも、それは何時も以上に真剣で、あまりにも悲しい顔だった…
平くん…ありがとう
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