550人が本棚に入れています
本棚に追加
朝起きて、遮光カーテンを開けたら庭にマムーが突き刺さっていた。
その時は、うわっ…ついにうちにも来たかと嫌悪感を抱かずにはいられなかった。
俺はマムーについてはネットからの知識しかなく、恥ずかしい話、それだけでマムーを嫌なモノと決めつけていた。
さっさと引き抜いてどこかに捨ててしまおう。そう思って庭に出てマムーを引き抜いた。
「マムー…」
マムーが弱々しい声で鳴いた。
マムーの体は傷だらけだった。
「お前…怪我してるのか?」
俺は傷だらけのマムーに少し同情してしまった。
「マ…ムゥー…」
傷の手当てくらいしてやるか…。捨てるのはそれからにしよう。
そうして、俺はマムーをうちに入れてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!