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その夜、夢で俺は真っ赤な部屋で林檎を食べ続けていた。
朝になり起きてすぐ冷蔵庫から林檎を取り出し食べた。
しかしもう林檎をいくつ食べても欲求は収まらなかった。その日はずっとイライラしていた。
イラだちのせいで腕をかきむしっていた。
マムーは俺が腕をかきむしる様子を満足そうに見つめている。
なぜかはわからない。
かきむしっているうちに、ついに腕の皮膚が破れ血が滲んできた。
血…。
赤い…。
血…。
真っ赤な…
血…。
俺は思わず血を舐めた。
すごく美味しい。
とても気持ちいい。
もっと血を舐めたい…。
飲みたい…。
血を手に入れたい…。
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