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誰かに思考を乗っ取られていたような、そんな感覚。
誰か…。
マムー?
「ホアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
マムーの方を向いたら、マムーが応じるかのように鳴いた。
「やっぱりお前か!!お前のせいなのか!!」
俺は無我夢中でマムーに叫んでいた。
こいつは危険だ。こいつと一緒にいたら殺されてしまうかもしれない。
マムーはきっとハリガネムシのような生き物なんだ。
まだはっきりとわかっていないがハリガネムシはカマキリに寄生し、水中での産卵のためにカマキリを溺死させると考えられている。
こいつもきっと同じように人間を殺すんだ。
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