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「マムー…」
マムーは寒そうに震えている。
俺は電気ストーブのスイッチを入れた。しばらくして暖かい風が出てきたが、マムーはそれでも震えている。
「もしかして怖いのか?」
「マモー…」
「安心しろ。俺はいじめたりなんかしないから。腹減ってないか?」
「マッ…モー…」
「そうか。まってろよ」
マムーの餌についての知識は全くないので、とりあえず牛乳を温めて与えてみると、マムーは美味しそうにそれを飲み干した。
「美味いか?」
「マモー」
マムーは少しだけ元気になったようだ。
しかし、まだ起き上がれない様子。
マムーの頭?を撫でてやると、マムーは気持ちよさそうに喉を鳴らした。
「撫でられるの好きなのか?」
「マムー!!」
マムーはよく見ると可愛…くないな。うん、間違いなく可愛くない。
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