朝起きるとマムーが庭に突き刺さってた

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こうして俺とマムーの奇妙な共同生活が始まった。 俺はマムーを治療してやり、マムーは俺を癒…違うな、寂しさを紛らわせ…それもない。マムーはよく見ると可愛…いやさらにキモい。 俺にとってメリットがないじゃないか…!! いや、よく考えろ。何かあるはずだ…何か…。 俺はメリットとか考えずに治療してやることにした。 1週間して気付いたことがある。 マムーは18メートル以上離れて見るとなんだか可愛く見えるような気がする。 1ヶ月する頃には少しずつ歩けるようになっていた。歩けるというより移動すると言った方が正しい。 どうやって動いているか謎なのだ。 何故なら、移動するための器官が見当たらない。 ちょっと目を離した隙にいつのまにか移動している。 マムーはそのほぼ全てが謎に包まれていた。
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