第一章~砕かれた心~

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「ぃっ……た。」 後になってヒリヒリと痛みだした。 殴られた?何で!? 「何すんの!!?」 「ぅるせぇっつってんだろぉ!?」 そぅ言いながらチビは,私の髪を抜けるんじゃなぃかとぃうくらいグィッと引っ張った。 「離して!!」 「俺に指図しやがって!イライラする!」 チビはゴミを投げ捨てるかのよぅに私を地面に叩きつけた。 右側を下にして横に倒れた。 長袖と長ズボンだったため,擦りむいてなぃ。 けど,頭を少し強く打ってしまった。 そして,間を与えずに蹴りが腹に直撃した……。 「がはっ……!?」 お腹をえぐられる感覚……。 お昼を食べないで良かった気がする。 胃の中を全部吐き出したからだ。 「きったねぇ……。」 チビはお腹をやめ,体中を蹴り始めた。 私は身をかたくしたが,意味がなぃ。 痛い…… 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いっ… 助けて…… 「ぉい!!!やりすぎだ!!」 「ぅるせぇ!!おまえも俺に指図すんのかぁ?」 チビの睨みに坊主君は黙りこくる。 やっぱり坊主君は命令で動いてたんだ…。 「んな事より!!おまえはそっちの女……やっちゃえょ。」 と,チビは振り返って自分の後ろでガタガタ震えてぃる朋美に目をやった。 「えっ?無理だょ……。」 「んだょ…。臆病な奴だな。」 坊主君に気がいってるため,攻撃が止まった。なかなか判断を下さない坊主君にちょっとイラッときたのか…チビはそっちに歩いていった。 その隙に私は痛い体を引きずって朋美に近づく。 もはや………起き上がる気力もなかった。 でも,痛いのは嫌だ!!それに,チビがこれだけですむはずがなぃ。 だったら…… 「朋美……誰かっ…呼んで…。」 聞いてるのかいないのか,朋美は首を横に振って涙を流してぃる。 恐怖に取り付かれてるのかぁ……。 私だってそぅだょ…。 このままじゃ……殺される。 私は朋美に手を伸ばした。 「朋美!!おねがっ……っ……!?」 それが引き金となり,朋美は走りだした! 「あ!おぃ待て!」 待て!と言うものの,追いかけはしなかったチビ。
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