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「えっ?」
朋美は目をぎょっ!とさせた後,すぐに顔を怖ばせた。
私達は駆け足でセーユーに入り,すぐ近くのパン屋に入る。
そこでパンを選ぶふりをしながら棚の隙間からガラス張りの窓に目をやる。
「ぁ!!あれはさっきのぉぉぅ……」
「馬鹿!しっ!」
急に大声を上げた朋美の口を塞ぐ。
驚くのも無理なぃ。
私達をずっと見てぃたのは……
ブランコの所で話しかけてきた男子だったからだ。
「なんで?私達,ストーカーされるよぅな行為したぁ?」
「みっ……美桜ちゃん,ストーカーって…。」
「ストーカーじゃん!?さっきから付いて来てるんだょ?」
「そぅだけど…。」
こんな状態なのにくだらなぃ話をしてぃる私達。
男子はこちらに気づいてなぃよぅだ…。
セーユーに入ったのはわかってぃるみたぃで外にぁる電信柱で私達が出てくるのを待ってぃるのだろぅ…。
「ど,どどどどどどどぅしよぅ~~~?」
朋美はパニック寸前だった。
今更になって怯えるのか。朋美ょ…。
でも,朋美は案外臆病者だ(失礼だけど)。ここは私がなんとかしなくちゃ!
「とりあえず!反対の扉から出て,走って私のアパートまで行こう!そぅすればひとまずは安心!」
私の提案に朋美はコクンと頷いた。
ぃや……もぅどうだっていぃからここから逃げ出したぃ!といった顔だろぅか…。
私達は気づかれなぃように反対の扉に行った。
だが……扉の付近でハッと足を止めた。
甘かった……。
男子は2人いたんだ。
もちろんこっちにも1人見張り役がぃるのは当たり前!
私はハァ…と重い息を吐いた。
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