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華座木星都は、T大学に通う二十歳の学生。
身長はそこそこ高く、いわゆる秀才で、常に成績はトップクラス、運動神経もなかなかで、大学内でも評判の優等生だった。
だがしかし、そんな彼に嫉妬する者が多く、友達は少なかった。
そうした中で、唯一と言っていいくらいの大親友が、同い年の藍間魅鷹(あいま みたか)だった。
実は彼は、星都に次いで成績が良く、星都が居なければ間違いなく、トップに君臨する才能を持った青年だった。
普通なら、ライバルとして、ギスギスした関係になりがちだが、二人の間にはそれが無かった。
魅鷹は、非常に気のいい性格で、誰とでも仲良くなれる、そんな青年だった。
星都とは、中学時代からの親友であり、何でも話せるただ一人の友人だった。
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