序章

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 あれ、お客人、どちらからいらした?  何?道に迷われたと・・・。そうであろう。いや、お客人だけではないんですよ。華の色香に誘われて、たまに人が迷い込んでくる。ここは、そういう場所。  さぁ、もう日も落ちた、今日は、泊まって行きなされ。ゆっくり休んで行くといい。  ああ、一つ忠告しておくよ。華の色香に迷わされぬよう、お気を付けなさい。  ささ、どうぞ中へ。
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