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高校に入り約1ヶ月 奇跡的なことに僕には彼女がいました 彼女との出会い…それは、ある雨の日の路上 美しい歌声に心を奪われ、僕はその子の前に立ちつくしていた 訳ではなく、普通に同じクラスでした 僕はその日、自宅を掃除中 翌日に数人集めて宅飲みする予定だったからです (あっそういえばあの娘家近かったような) 僕は掃除の助っ人を呼ぶことにしました 時刻はまもなく0時 非常識にも程がありますね 決してやましい下心は全くナッシング 部屋を掃除する為だけですよ まぁ(ベットは汚れちゃうかもニヤリ)なんて事は考えたかもしれません 翌朝、僕達は密着状態でした でも部屋を汚すようなことはしてません 液体が飛び散るようなことはしてません 簡単に前夜を振り返ると (アレ?寝ちゃった?スゲーくっついてね?アレこれ神すらも猥褻行為を認めるパターンじゃね?) 僕が揉んだり撫でたりヤったり殺ったり、スケベな事をしたかどうかはご想像にお任せします むしろ逆に、全く何もしなかったと思いますか? しかし、忘れてはいけません 僕が彼女を呼んだのは「掃除の為」 そこに愛があったか無かったかで言えば、下心しかありません 友人達にも 「ぶっちゃけあの娘60点!!」 とかほざいてました そんな自分が0点だと思います 彼女と出掛けた時、彼女は「パンク」とかいう、バズーカで打ち抜いてやりたくなるファッションで現れました そういえば 「あ~パンクしたーい」 とか言ってましたが、空気抜けたいって意味じゃなかったんですね 僕は彼女のファッションセンスをくれぐれも否定しないよう、優しく言いました 「隣歩かないで」 当然ながら一月経たずにフラれました そもそも告白とかしてなかったので、付き合ってたかも謎です 彼女から一度聞かれたんです 「私達付き合ってんの?」 「さぁね」 なんかもう地球に生まれてごめんなさい
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