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中学時代
ナグモ先生という美術の先生がいました
性格を一言で表すなら今で言う「腐女子」みたいな感じです
割と生理的に受け付けない先生でした
しかし武勇伝を持つ家系で中々インタラストな話しを聞かせてくれました
ナグモ先生の弟さんは暴走族のアタマだったらしいのです
詳しくは知りませんが今でもイカツイ方を従えてるそうです
ナグモ先生は新潟生まれ
そして中越沖地震が2005年にありましたよね?
ナグモ先生は僕の地元で先生をやっていたので無事でしたが弟さんは震災を体験したそうです
地震があると避難所が出来ます
そこに避難するのが普通です
弟さんは普通ではありません
仲間達数人でどこぞの山小屋に避難したそうなのです
何を思ったか知りませんが何故か山小屋に仲間を30人は集めた弟さん
山小屋だけにまさしく悪の総本山
避難所では震災の恐怖に怯え
慣れない環境に苦しみ
行方の分からぬ身内に涙する方々もいたでしょう
そんな事を考えるといたたまれなくなります
一方山小屋では
酒をかっくらい大宴会だったそうです
豆腐の角で死んでしまえばいいと思いました
しかし山小屋に人が集まってると聞きつけた自衛隊は救助に向かったそうです
いつ余震が来るかも分からない
山崩れが起こるかも分からない
そんな中でも自らの危険をかえりみず救助に来た勇敢な自衛隊員
「そこは危険です!すぐに避難所に避難してください!」
勇敢な自衛隊に対し弟さん達は言いました
「それ以上近寄ったらブッ殺す」
自衛隊もまさか助けに来たのに殺されるとは思わなかったでしょう
分かんないけど撃ってもよかったんじゃないかと思います
きっと弟さん達が行くべきなのは避難所ではなく刑務所です
結局ムリヤリ避難所に連れてかれたそうです
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