-序章- 月が昇る

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雨龍 ナツメ……私と同じクラス。 誰とも話さないからか、「愛想が悪い」と言われている。 私は呆気にとられた。 あいつが、強盗犯……にわかには、信じられなかった。 どうして同じ年の人を、殺されなければならないのか。 私には理解が出来なかった。
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