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「東の長であるあんたに聞きたいんだが…」
俺は申し訳なさそうに
「この辺りの今の状況を教えてくれないか??」
今いる状況を聞く現状を把握しないといけないと思った俺の精一杯の打開方法だった。
長老は快く俺にこの辺りの状況を教えてくれた。
道東は平和な地域で作物も漁も豊富で不便なく過ごせてるらしい他の所もだいたいそんな感じだが道南(今の函館)は蝦夷の下の地域(今の東北)から侵略の危機にあるらしい道南の集落の人たちが頑張って侵略を防いでる状況だが他の集落からも若い人たちはそっちに行ってる。
だいたいの整理が出来た俺は
「悪いが俺もその戦場に行きたいんだが…誰か案内を付けてくれないか??」
長老に戦場となっている道南への案内を頼むが
「おみゃさんみたいな記憶を無くした者が行くところではない」
長老にそれを止められる。
「おみゃさんが鬼の化身じゃない事もわかったんだこれからはカミチャッカで暮らすが良い」
長老は俺の腕を非力な力で掴み悲しそうな感じで呟き村に迎え入れた。
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