1793人が本棚に入れています
本棚に追加
妙技学園でいつも、俺は退屈な日々を送っていた。
周りからはちやほやされて
ただ、笑顔出して答えるだけ。それだけを繰り返していた。
(この妙技学園で何か変わることはないのか?)っと日々考えていた。俺は退屈な授業を毎日聞きながら
いつの間にか癖になった
コインを軽く上下に飛ばして遊んでいた。
『偕堂君!! 聞いてる?偕堂君ッ !! 』
耳元で激しく叫ぶ担任の声が教室内に響いた。
偕堂『あっ。。すみません工藤先生、ぼーっとしてしまいました。 』
笑顔で答えると、国語の工藤は照れた表情を見せて
モジモジしながら答える。
工藤『偕堂君、そんなに私の授業は退屈なのかしら』
偕堂『いえ・・考え事をしていたので。すみません授業を中断差せてしまって』
工藤『分かれば、良いのよそれとコインで遊ぶの辞めてくれないかしら?
次からそのコインを没収しますからね? 』
偕堂『はい、分かりました』
授業は再開し、後ろの席に座る幼なじみである
猛(たける)が話し掛ける
猛『どうしたんだよ?
英二、お前らしくない。』
偕堂『わりぃな猛。考え事していてよ 』
猛『そんな事よりも、そのコインを没収されたらヤバイぞ? 下の連中に示しが付かない 』
偕堂『あぁ…気を付ける』
俺は椅子に寄り掛かりながら後ろの席に座る猛と話を終えて空を見上げた。
最初のコメントを投稿しよう!