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「俺も………なんだろ。凄い寂しい……」
シンはそういうと下を向いてしまった
しかしどうしていいかわからない
うなだれるシンの頭を遠慮がちに撫でてみた
まさか撫でられるとは思わなかったのだろう、一瞬ピク、とシンが動いた
サラサラで
艶やかで
少し長い黒髪
撫でている自分も気持ちよかった
「キモチイイ…」
シンは少しだけこちらを見るとじゃれる猫のように目を細めた
やっぱり可愛いな…
猫みたいで
お兄さんみたいで
…恋人にしたい
そんなシン
好きに
なったら
ダメだよ ね
言葉に出来なくて心で泣いた
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