恋なんて!

3/19
前へ
/257ページ
次へ
「てめぇ…何笑ってんだよ!」 悪魔は朱夏の胸倉を掴んだ。 相変わらず子供っぽい。 朱夏はそれに怯むこともなく、ヒーヒー言いながら笑っている。 『だって…だっ…さっきの……間抜けヅラ(爆笑)』 「あ゛~!?」 ヤバい…マジギレだ。 危ないと本能が判断した朱夏は、瞬時に悪魔の手を振り払い、教室へ向かうべく、急いで自分の下駄箱を開けた。 ザーッ 『…………………。』 「………………クッ(失笑)」 何と朱夏の下駄箱からも大量の手紙。 プレゼントらしきものはないが……
/257ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1776人が本棚に入れています
本棚に追加