1776人が本棚に入れています
本棚に追加
ゴホン
「とにかく今後一切神くんに近付かないで。
これは忠告じゃない。
警告よ。
今回は最初ということで、丁寧に手紙と警告にとどめたけど、次、神くんに近付いたらこうはいかないわ。」
朽津はそう言って、仲間たち(?)と教室を出て行った。
朱夏は、恐怖で腰が抜け、その場に泣き崩れる。
…………訳はなく
『……面白くなった。』
とポツリと洩らした。
正直中学時代、元ヤンの自分は学校中から恐れられ、嫌がらせというものを受けたことがない。
彼女達の警告は、逆効果だった。
『こうゆう経験もしとかないとね~♪』
満面の笑みで自分の鞄を取り、教室を出て行った。
(こうなったら学校では、とことん悪魔に近付いてやる。)
廊下を歩きながらそう決心。
これからの学校生活を考えると顔から笑みが消えない。
(そういえば悪魔どうだったかな?)
最初のコメントを投稿しよう!