恋なんて!

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  ゴホン 「とにかく今後一切神くんに近付かないで。 これは忠告じゃない。 警告よ。 今回は最初ということで、丁寧に手紙と警告にとどめたけど、次、神くんに近付いたらこうはいかないわ。」 朽津はそう言って、仲間たち(?)と教室を出て行った。 朱夏は、恐怖で腰が抜け、その場に泣き崩れる。 …………訳はなく 『……面白くなった。』 とポツリと洩らした。 正直中学時代、元ヤンの自分は学校中から恐れられ、嫌がらせというものを受けたことがない。 彼女達の警告は、逆効果だった。 『こうゆう経験もしとかないとね~♪』 満面の笑みで自分の鞄を取り、教室を出て行った。 (こうなったら学校では、とことん悪魔に近付いてやる。) 廊下を歩きながらそう決心。 これからの学校生活を考えると顔から笑みが消えない。 (そういえば悪魔どうだったかな?)
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