第1章~夢の始まり~

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ガチャン。 単車を走らせること15分、 大量殺人犯逮捕英雄ドキドキ大作戦(仮)のことを考えながら海は家に着いた。 もう外は街灯がつくぐらいにまで暗くなっていた。   「お~い、じっちゃん!!」 … いつもこの時間帯は家にいるはずのじっちゃんがいない…。 海の胸騒ぎとは裏腹に薄暗い家は静かだった。 「まさか殺人犯が家に!?」 海の鼓動が早くなる… キィ… いつも通り不気味に響くじっちゃんの部屋のドアを開けた。 発明家であるじっちゃんの部屋は研究室にもなっている。機械を愛するじっちゃんだからこそできるコトだ。 「じっちゃん!居ないのか!?」 ギイギィ… ギイギィ… じっちゃんの部屋からは俺の声と使い方の分からない機械の動く音が聞こえるだけだった。 … 「ん??…、こんなの昨日あったっけか…?」 そこには深緑よりさらに暗い色で人が4~5人は入れそうな卵型の機械があった…。
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