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「かいっ!!海っ!!」
…
「……ん…、ここは…?」
うるさい機械音………
そこは元にいたじっちゃんの部屋だった。
「ここは?じゃないわボケィ!!」
俺はパシッとじっちゃんに頭を叩かれ少しだけ現実に戻った気がした…
「……!!傷はッ!?」
俺はとっさに右肩に手を当てた。
……傷は無い
「…どうなってる!?」
確にあの時は激しい痛み、流れ出す今までに見たことの無い量の血…
あれは現実じゃないのか!?
…
だとしたらいったい…
「な~にが傷は!?じゃ。」
またじっちゃんにパンッっと頭を叩かれた。
「…まぁつもる話もあるじゃろうし、腹も減ったじゃろ…飯食いながら話をするぞ。」
そう言われて俺は少し落ち着いてからリビング(と言ってもただの居間だが…)に向かった。
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