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第二章~寝て覚めて~
「はぁ…」
昨日のこともあり、なんとか頑張って学校へ向かうも気分は最悪だった。
「どうしよ…死んじゃう…(笑)」
昨晩から殺人犯に対しての対策やらを考えに考えたが海の頭ではまったくいい考えが浮かばなかった。
「じっちゃんは黙り込むし、精神だけじゃなく身体も移動できるようにするとか意味わかんねーし、俺の頭はわりーし…」
…
学校に着いて教室に向かって歩いていると
バン!
「おっす海!どうした暗い顔して?」
「朝から痛いッス新司くん。」
海の背中を叩いたのは新司だった。
「…そうだ!」
新司に叩かれて目が覚めたのか海にいい考えが浮かんだ。
「じゃあな新司また後で!」
海は急に走りだしそそくさと新司の前から消えた。
「なんだあいつ…?」
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