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新司は顔をこわばらせて言ったが目は輝いていた。少しの沈黙になる。
「なんだよ!どうせ路地裏の廃屋でエロ本でも見つけたんだろ。」
しびれを切らして俺は言った。
「ち…ちげーよ!それなら教えねーよ(笑)
今回はマジだって!
少し前に隣街で連続一家殺人事件ってあっただろ?
その犯人が俺達の街に潜伏してるって話しだぜ!」
!!?
「んなわけあるか(笑)。」
俺は冗談混じりに言ったが何故かさっきより長い沈黙になった。
(もしかして俺空気読めてないのか?)
陸が沈黙を破った。
「ねぇ新司、その話しは本当なの?
なんでこの街って…?」
「俺の親父がこの辺の地区の警察署長なのは皆知ってるよな?
その親父が昨日家で俺や妹に気をつけろって言ってきたんだ…。
俺も不安になって篤に頼んで親父のパソコンのデータを内緒で見てもらったんだ…。そしたらこの街に逃げたって捜査の記録があったんだよ…」
「そゆこと。」
と、冷静な篤。
(おいおい、マジかよ…)
(つか篤すげーな)
するとさっきとはまるで口調の変わった新司が、
「プクク、そんなビビんなって。
警察の情報によると犯人は~2人!2人ともヨーロッパ系の顔で身長180~190cm、体はガッチリしてるって話しさ。
で、ここからが本題…。…そいつらを俺達が捕まえて一躍英雄になろうって話さ!!」
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