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気がつくと、あたしはベッドの上だった。
多分、誰かが運んだんだろう。
すると、ドアを開けて誰かが入ってきた。
「大丈夫?」
一番最初に会った人だった。
「はい…ごめんなさい」
「何で謝るの?」
「迷惑…かけたから」
「大丈夫だよ。驚いたけど迷惑だなんて思ってない」
「あ…りがと…っ」
泣きたくないのに涙が出る。
今まで、こんな風に優しくしてもらったことないから……。
「今日はいいから休みな?」
「はいっ……」
「一応名前言っとく。俺は沢田綱吉。ツナでいいから」
「わかりました…」
「ん。じゃまた後でね」
そう言ってツナさんは出て行った。
………ねぇあたし、まだ生きてていいのかな?
イラナクないかな?
ホントは…生きたかったんだ…。
こんなあたしの思いは宙に消えた。
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