act.1 プロローグ

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――――ねぇ。 やっぱりあたしはアナタタチにとって、イラナイ存在だったんだね。 知ってたけどさ。 だから。 いなくなってあげる。 もぅ、ケンカ見るのもイヤだし殴られたり、罵声を浴びさせられるのもイヤ。 だったら、あたしかアナタタチがいなくなるしか方法、ないでしょ? でも、遺書なんて残してあげない。 うぅん。残したくない。 でも、やっぱり人間死ぬときはアナタタチの事を考えちゃうんだね。 ばいばい。パパ、ママ。
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