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あの大きな重箱の弁当だ…。
まだ他にもメンバーがいて、何かの打ち合わせかもしれない。
克也は、真由の学校での活動を思いだそうとして、まったく知らない事に気付いた。
もう少し、待ってみるか…。
勘違いなど、みっともなくて、したくはなかった。
が、ふたりの後から誰かが来ることはなかった。
どうゆうことだ?
楽しそうに笑っている真由を見るのは久しぶりだった。
なんで、隣にいるのが、俺じゃなくて塚田なんだよ…。
そりゃそうか。
中学生の時、告白してきた真由を振って、すぐヤらしてくれるって女とばかり付き合ってきたんだから…。
真由は、ずっと俺を好きでいてくれる。
そう思っていた。
だが、根拠のない自信が、今、崩れた。
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