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「大丈夫だった?」
恭介は紗耶香に話しかける
「あ…はい………大丈夫です………(かっこいいなぁ………)」
「なんかよく会うね。俺ら」
「あ、はい!そうですね!」
「俺、後藤恭介っていうんだ。よろしく」
「わ、私は高月紗耶香っていいます!よろしくお願いします」
「ああ、よろしく」
2人が自己紹介をしていると次の駅に電車が止まった。
「じゃ、今日は俺、ここで降りるから」
「あ………はい」
「また会えるといいな」
ニコっと恭介は紗耶香に向かって微笑む。
「(ああ………かっこよすぎる………)はい!」
「じゃあね」
そう言って恭介は電車を降りる。
「後藤恭介………か………ふふふっ」
電車に残された紗耶香は少し顔を赤らめて笑みを浮かべていた。
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