孤独

2/2
前へ
/18ページ
次へ
「ねぇ、神様は1番何が欲しい?」 『時間かな』 「どうして? 時間はたくさんあるよ?」 『詳しく言うなら、限りのある時間だよ』 「限りのある時間?」 『時間はいつもある様に見えて、本当は限りがあるモノなんだよ』 「神様には限りが無いの?」 『地球を見守ってなきゃいけないからね』 「ぼくには限りがあるの?」 『そうだよ』 「じゃあ神様、一人ぼっちになっちゃうの?」 『そうだね』 「ぼくも一人になっちゃうの?」 『キミは一人にはならないよ。私がずっと見守ってるから』 「淋しくない?」 『じゃあ、限りが来るまで、私と一緒にいてくれるかい?』 「うん、ぼく、ずっと神様のトナリにいるよ」 『ありがとう』 キミがいなくなる その時まで  
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加